口頭注意

海水注入中断問題で東電は吉田所長を口頭注意しました。事実を２ヶ月以上本店に報告していなかったことを注意したそうです。ちなみに、人事上の処分には当たらないらしい。

海水注入継続は結果的に正しい判断という認識です。もし、継続していなかったらどうなっていたか・・・。だから、政府をはじめ、政治家や国民やマスコミからは処分すべきではないという声が高まっていた。

しかし、組織としては上層部の指示を無視して違う行動をしたことは処分に値する。一般的に日本の会社は結果に関係なく、そういうものだ。正しいとされている判断だったし、政府や東電上層部の不甲斐なさによる独断・・・世論を敵に回したくない・・・まぁ、こういう処分しかないわなぁ・・・。

原発事故は終息するまでに時間がかかるだろう。余震やトラブルにより、更なる危機が訪れる可能性もある。だから、今後は現場に指揮権をある程度移譲するか、政府や東電上層部がちゃんとした指揮をとるかしなければならない。もう少し政治がしっかりしないと・・・。