原発再開の是非を問う国民投票で反原発派の票が9割以上を占めました。これを受け、ベルルスコーニ首相が「政府と議会は国民投票の判断を完全に受け入れる義務がある」との声明出しました。日本の原発事故がヨーロッパの電力事情に影響を与えている部分もあるのだろう。
しかし、冷静に考えれば、同時に行われた首相と閣僚が裁判に出席しないようにする法案の国民投票も行われたことを考慮すると、単に脱原発だけではなく、買春容疑?のあるベルルスコーニ首相にノーを突きつけた部分もあるように思う。
しかも、イタリアでは現状、チェルノブイリ事故以来、原発を徐々に停止し、今は動いていない。不足の電力をフランスから購入している状況・・・まぁ、現状のままで良いという国民が多かったのだろう。
日本と違い、ヨーロッパは原発大国フランスがある。大陸なので他国から電力を買うことができる。フランスが原発を続け、他国に売る余力がある限り、脱原発を簡単に決断できる。でも、フランスで事故が起これば、ヨーロッパ諸国にも被害が出るだろうし、他国の原発で発電した電力を購入する状況は真の脱原発と言えるのだろうか?俺にはある意味、身勝手で都合の良い脱原発に見える。
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