シリアの政府と反政府側の内戦は泥沼状態です。少し前から化学兵器を使ったかどうか?使ったのがどちら側なのか?で軍事介入するかどうかでさらにごたついている。
国連の調査団の報告がどのような結果で大きく左右されることになるだろうが、アメリカは化学兵器は一線を越えていると考えているし、オバマ大統領も苦しい選択を強いられることになる。過去のイラクの教訓から国民の意見は軍事介入反対が多数だし・・・。アメリカ同様、イラクという過去を持つイギリスは議会で軍事介入が否決されたし、フランス以外は多くの国で軍事介入に否定的・・・アメリカにとっては苦しい状況だなぁ。
国連ではシリアの現政権とつながりの強いロシアや中国は拒否権を使うだろう。基本的に欧米と中国やロシアは利害関係でぶつかることが多いので、過去の安保理の結果を見れば、あまり意味のある機関だとは思えない。まぁ、基本的に国連がきれいで絶対的な正義という感覚は日本人くらいしか抱いていないだろうが・・・。
軍事介入しようがしまいが、シリアの状況は悪化するだろう。
コメントする