メルトダウンと原発

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先日、東電が認めた1号機のメルトダウン、2号機3号機についてもようやくメルトダウンという解析結果を公表しました。もっと早くに認識していただろうっとの批判も多いが、事故直後の保安員(技術者)が会見でメルトダウンの可能性について質問を受けた際、可能性があるとの趣旨を述べた途端、政府に更迭されたことを考慮すると、東電が隠したかったのか、政府が隠したかったのか、微妙なところだ。

メルトダウンというとチャイナシンドローム(映画)のインパクトが強いので、公表をあえて遅らせたのは正確なデータを入手できなかったことやパニックになる可能性を考慮したのかもしれないが、現状では映画のようなことではなく、言葉通りの溶けて落ちたという状況だろう。ただし、放射性物質の放出量の増加、圧力容器の破損の大きな要因となるのは事実だろう。まぁ、3月の電話で友人と話した際、メルトダウンはしてるだろうっとの見解で一致したが、俺もその友人も理系ではあるが原子力の専門ではない。つまり、理系であれば、容易に想像できたレベルの話だろう。

政治や東電の後手後手の対応による人災部分が大きい今回の事故・・・汚染水に対する処置も放水による冷却をした時点でわかっていたことなのに・・・処理しなければ汚染水は増え、事故処理の妨げになることなんて誰が考えてもわかる。結局、事故の規模を無意味に拡大し、処理を遅らせる結果になった。

汚染水についてはフランスのアレバ社と値段交渉中のようだが、1トン1億円・・・現状でも約20兆必要・・・まだ増える・・・どう考えてもぼったくりのように思う。青森での処理を考えると、本当にできるのか疑問に思える企業・・・なのにN〇Kなどもアレバ社による支援という言葉を使っていた・・・本当におめでたい国だなぁ日本って・・・。

事故が起こったことにより、日本の原子力技術について疑問に思っている人も多いと思うが世界最高水準(個人的にはトップだと思うが・・)であるし、水の処理技術も世界トップ(ろ過膜や浸透膜、漏らさずに水を送る技術など)、プラント技術も最高峰・・・本来、汚染水の処理は日本の企業の協力で対処するべきだろう。今から協力体制を指示しても時間が問題になるだろうが、これも政治や東電が放水開始時に打診していれば、余裕で間に合っただろうに・・・。

また、問題は海水注入による塩の影響・・・溶けた燃料棒と塩が混ざった状態がどのような状況なのかを含め、炉内部の状況を誰もが完全に把握できていないことだと思う。早く作業の障害となっている汚染水処理と高濃度放射能を減らす作業を行い、冷却作業と同時にまず正確な状況を把握することが最優先だろう。

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コメント(1)

自分は、日本の政治は理系の人間が少ないから駄目だと信じていた理系のはしくれですが、最近、菅さんも、鳩山さんも理系の人だと聞いて、ショックを受けています。
今回の対応も、物理が専門の菅さんのその知識がよけいなことをしてしまったのではないかと気になって仕方がありません。

といいつつ、今頃、ドラマ「ガリレオ」にはまって、理系万歳の気分も盛り上がってたりもする。

日本は技術立国だ!
がんばるぞ、日本!!!

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このページは、mickeyが2011年5月25日 00:15に書いたブログ記事です。

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