AIJの浅川氏が衆院財務金融委員会に参考人招致されました。虚偽の運用実績を年金基金などの顧客に示して資金を集め、運用していたことを認め、謝罪しました。謝罪されても・・・という感じです。
詐欺じゃないことを強調していましたが、傍から見れば詐欺と同じだと思います。今後追及されるであろう詐欺罪を意識しての答弁・・・顧客への支払いも個人の資産は使うつもりもないようだし、自己保身に徹底した姿は見苦しかった。
関連会社の証券会社社長や旧社会保険庁職員の年金コンサルタントも出席していたが、2人とも自分は被害者で責任はないとの認識でした。仲間割れするのは良いが、本当に見苦しかったし、基金を食い物にするこのような形態が問題だと思う。まぁ、彼らにその認識はないだろうが・・・。
また、この問題は厚生年金の代行運用部分という新たな問題を露呈させた。正直、代行運用なんて知らなかったし、俺の記憶では過去マスコミで取り上げられたこともなかったような??AIJ以外の年金基金運用会社も代行運用しているところも多いだろうし、厚生年金にどれだけ影響が出るのかを考えると、正直恐ろしい。
企業年金は国が口出しできない。だから、天下り先をつくるために代行運用のシステムをつくり、国が口出しできるようにしたのでは?という評論家もいる。もし、これが真実ならば、許されないことだ!しかも、官僚が関わっているとなれば、国民負担による救済の話も出てくるだろうし・・・これは大変なことになりそうだ。
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