電力不足が問題視されている状況で、最近ネガワットなる仕組みを耳にする機会が増えた。
ネガワットを簡単に説明すると、企業が普段使っている電力を節電した場合、その節電した電気を電力会社が買い取るという仕組みです。つまり、節電すれば、その節電量に応じてお金が入るということだ。
俺はネガワットには否定的な意見です。自家発電により余った電力を売ったり、節電することと大きく異なる部分がある。節電により必要経費が減ることに加え、お金も入る・・・赤字企業なら、生産せずに電力を買ってもらう方が良い企業も出てくる可能性がある。しかも、確実に電力コストが上がることで、電気料金に反映される可能性も高いだろう。
また、俺が最も危惧することは、ネガワットのシステムにより儲ける企業が出てくることです。すでにシステムを運用する会社もできているようだし、参入を考えている会社もある。もちろん、そういう会社の利益も一般の国民が負担することになるだろう。
今の世の中、地道にものを生産している企業や個人ではなく、ピンハネする企業や金が金を生むシステムを所有する企業が得をする社会・・・ネガワットも同様にならないか心配だ。
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