センターコートで惜敗

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伊達選手の2回戦・・・ビーナス・ウィリアムズとの試合はセンターコート・・・伊達選手にとっては15年ぶりのセンターコートでした。若い人は知らないと思うが、15年前のセンターコートはグラフとのすごい試合でした。

正直、ビーナス・ウィリアムズとの試合・・・31歳になったとは言え、芝での実績や現在の実力を考えると、1セット目は接戦、2セット以降はビーナス・ウィリアムズの圧勝だと思っていた。

しかし、俺の予想は見事に裏切られた。本当にうれしかった。1セット目をタイブレイクで伊達選手が取り、2セット目をビーナス・ウィリアムズ・・・2セット目も伊達選手は見事な戦いぶりだった。

3セット目・・・第4ゲーム・・・ビーナス・ウィリアムズが6度のブレイクポイントを得るも伊達選手は踏ん張りキープした。このキープは本当に大切な場面だったので大きかったと思う。その結果、その後は両者のキープが続く・・・もし、第4ゲームを落としていれば、完全にビーナス・ウィリアムズの流れだっただろう。

ビーナスの調子が悪ければ・・・っと思ったが、ここぞという場面での強烈なサービス・・・全盛期ほどではないが、決して調子の悪いビーナスではなかった。さすがだと思った。伊達選手もそんなビーナスにくらいつく・・・素晴らしい試合だった。

最終的には7-6、3-6、6-8で惜敗したが、センターコートの観客がスタンディングオベーションするほどの試合だった。負けはしたが伊達選手の見事な戦いっぷりに俺も心から感動し、体が震えるほどだった。

伊達選手が現役復帰する際に批判的なことを言う人もいた。それでも自分との戦いを続けている伊達選手・・・しかも、少しずつではあるが結果も出している。俺はテニス部だったこともあるし、この年齢でこれだけの戦いをすることがどれだけ大変なことかよく理解できる。その大変なことに挑み続ける伊達選手・・・正直、傍から見れば限界なんてとっくにむかえている。でも、その限界を少しずつ超え続ける姿・・・本当に信じられないことだ。

伊達選手がボロボロになりながらでも挑戦し続ける限り、応援し続けようっと思わせる試合だった。テニス選手としても、1人の人間としても尊敬できる。誰がなんと言おうが自分が納得するまで現役を貫き、自分との戦いに勝ち続けてもらいたい。

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このページは、mickeyが2011年6月24日 00:19に書いたブログ記事です。

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