テニスの全米オープン男子シングルスの決勝・・・期待された錦織圭選手ですがマリン・チリッチ選手に3-6、3-6、3-6で敗れました。本当に残念です。
第1セットは両者ともに緊張してるなぁっという印象でした。錦織選手のボールが浅く、打ちにくい球であっただろうが、早い段階でのミスが・・・緊張しているからなんだろうが、チャン氏がコーチになる前の錦織っという感じでした。結果、チリッチ選手は深いボールで焦らず決め急がない姿勢だった。
第2セットもお互いに最初のサービスゲームは緊張している?っという感じ。前半は第1セットと同じような展開・・・後半はようやく錦織らしさが見られるようになった。ボールも深くなり、コースも準決勝ほどではないが、厳しいコースにボールが決まるようになった。第3セットに期待できる内容だったが、1stサービスの入りがなぁっと思っていた。
第3セットは心配していた1stサービスは相変わらずだったが、ストロークが良くなっていた。コースも今までとは違い、深く厳しいものだった。勝負を分けたのは7ゲームだろう。このゲームを取っていれば間違いなく流れは変わったのだが・・・。
決勝戦は本当に準決勝までの錦織選手とは別物だった。錦織選手もチリッチ選手も四大大会初優勝がかかっている点で、両者緊張するから・・・っと思っていたが、立ち直りはチリッチ選手が早かった。この点が悔やまれるところだが、錦織選手のスーパーショットが出ても、準決勝までとは違い、チャン氏は厳しい表情を続けていた。このことが決勝戦の内容を物語っているように思う。
しかし、今大会のような試合内容を続ければ、得意のハードコートである全米・全豪のみならず、全仏でも優勝できる可能性が高まると思う。
また、錦織選手の活躍で話題にならなかったが、テニスの全米オープン車いす部門男女シングルス決勝・・・国枝慎吾選手がアルゼンチン選手にストレート勝ちで、2011年以来5度目の優勝、上地結衣選手がオランダ選手に快勝して初優勝・・・おめでとうございます。本当にすごいことなんですが、国枝選手、上地選手ともにダブルスでも優勝しました。確かに錦織選手の決勝も偉業だと思うが、この2人の偉業はそのことでかすむようなものではない。もっとマスコミが大きく取り上げ、国民も注目してくれれば良いのだが・・・。